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「現時点では具体的な基数は何ら決まっていない」。…

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 「現時点では具体的な基数は何ら決まっていない」。平得大俣に配備が計画されている地対艦誘導弾、地対空誘導弾の数について4月に続いて去る25日、防衛省沖縄防衛局に問い合わせたが、答えは同じだった▼配備予定部隊は「島嶼部に対する侵攻を可能な限り洋上で阻止し得る地対艦誘導弾部隊」と「地対艦誘導弾部隊と連携し重要地域の防空を有効に行い得る地対空誘導弾部隊」。警備部隊を合わせて計500—600人規模▼両誘導弾部隊はそれぞれ12式地対艦誘導弾、03式中距離地対空誘導弾を扱う。このうち12式は全長5㍍、胴体直径35㌢、重量約700㌔、有効射程は百数十㌔▼同省は石垣島への部隊配備について「力による現状変更を許容しないとのわが国の意思を示し、島嶼部への攻撃に対する抑止力を高めるもの」と説明しており、その「抑止力」の最たる装備が誘導弾であろう▼施設配置案には弾薬庫4棟(計約2100平方㍍)とあり、地対艦誘導弾、地対空誘導弾、装備に必要な小銃弾などを保管する施設と説明している▼防衛局は現在、用地測量などの業務を実施しており、施設の建築設計業務の入札も近く行う予定である。この段になっても誘導弾の数は「防衛戦略上明らかにできない」ではなく「何ら決まっていない」のである。(比嘉盛友)


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