八重山の子育て世代の女性の就職活動を応援するため、ハローワーク八重山雇用対策推進協議会(会長・黒嶋克史石垣市商工会長)は24日午後、石垣市商工会館ホールで初めて、子育て世代の女性を対象とした合同企業説明会を開いた。市内の8企業がブースを出展し、働きやすい職場を求めて28人が、各企業の担当者から直接、勤務条件や職場環境などについて説明を受けた。ハローワーク八重山(寺島浩代所長)のまとめによると、2017年の管内の新規求職者2625人の42%にあたる1107人が20~44歳の女性だった。
説明会には、介護老人保健施設や障がい者支援団体、衣類販売店やホテル、食品製造業者などが出展。短時間勤務や土日祝日の休みが可能、または相談可など、働きやすい条件をアピールした。女性らは関心ある企業のブースで「子どもの熱などで急な休みがあっても大丈夫か」など質問。希望者は説明会終了後に採用面接を受けた。4人が子連れで参加した。
2歳児と0歳児を育てているという市内大川の女性は、説明会に参加し「職場で働いている女性の実例などを、担当者から直接聞けるので、説明会があると助かる。就職先に一番に求めるものは、子育てに対する理解。制度があっても職場の理解がなければ利用できないのが実態だし、逆に職場の理解があれば、制度がなくても配慮してもらえる場合もある」と話した。
説明会前に、石垣年金事務所の石垣安敏副所長が、扶養や社会保険について講話した。