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収入未済が10億2306万円 前年度比、9.92%減

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 石垣市の2017年度各会計決算は、出納期限までに徴収できなかった収入未済額が10億2306万円で、一般会計6億2354万円、特別会計3億9952万円と、前年度比で一般9977万円余(13.8%)、特別1296万円(3.1%)の計1億1273万円(9.92%)の減少となった一方、支出を要しなかった不用額が全会計で前年度比30・6%増の計27億円余りに上った。市監査委員は「財源の有効な活用を図るため、効率的な予算執行管理に努められたい」と指摘している。

 不用額は一般会計で21億4903万円、特別会計で5億5868万円と多額。前年度に比べ6億3498万円も増加した。

 監査委員は「経費の節減に努めたことや事業実績が見込みを下回ったことなどによるもの」としつつ、「予算計上時には綿密な所要経費を精査し、適切な見積もりに加え随時、事業の進捗(しんちょく)状況を把握し、不用額が生じた際には減額補正を行う」ことなどを求めた。

 収入未済額については減少したものの、「負担の公平性を図り、自主財源を確保し健全な財政運営を行う観点から、より一層縮減するよう努めてもらいたい」とした。

 消滅時効の完成などを理由とした不納欠損額は一般会計5782万円、特別会計4937万円で計1億719万円。前年度より11.4%(1100万円)も増加していることから、「各債権の時効に留意し、多種多様の債権管理を適正に行い、財政の健全化、市民負担の公平を期する上から、減少になお一層の努力を」と強く望んだ。

 一方、一般会計の市税収入は、市民税や固定資産税の伸びで前年度比3.6%増の55億236万円と過去最高額を記録した。

 17年度決算は、一般会計が予算現額301億余りに対し歳入277億円余り、歳出265億円余りで、収支はいずれも黒字。特別会計は予算現額171億円余りに対し歳入156億円余り、歳出152億円余りで、前年度実質収支額を除いた単年度収支のみマイナス2171万円となった。


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