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那覇市長選挙は先の県知事選と同じく「ゼロ

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 那覇市長選挙は先の県知事選と同じく「ゼロ打ち」だった。投票終了の午後8時と同時に当選確実を打つことを意味する業界用語である▼「勝利の方程式」と呼んだ自公維体制、期日前投票に全力を傾ける選挙方式は連戦連敗。オール沖縄勢力の勝利というより、沖縄の民意を無視して恥じない政府与党と、それに迎合して民心を離れた自公県連への嫌悪感だろう▼近頃の県内はネットやSNSでうさんくさいフェイク(偽)ニュースや誹謗(ひぼう)中傷が飛び交う嫌な選挙が多い。県知事選では県紙2紙が丁寧なファクトチェック(事実確認)を行っていた。一連の分析に石垣市の名が▼県内のフェイク選挙の始まりは10年の石垣市長選挙という指摘。4選の現職がネット上のデマ、フェイクに敗れたあの選挙である▼その手法、系譜に連なるのが八重山教科書採択問題、石垣市議会の辺野古新基地県民投票に関する反対意見書なのではないか。石垣を震源として沖縄をなし崩しにしていく。右へ、右へ。発信源は東京。そんな策動に思えてならない▼「国防は住民投票になじまない」という。本当だろうか。市民の声を代弁すべき市議会が市民の意思を封殺する自殺行為のように見える。民意の表明に何を恐れるのだろう。石垣よ、どこへ行く。フェイクの島にしてはなるまい。(慶田盛伸)


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