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廣本さんがNASAへ JAXA派遣事業

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「風船トランポリン」で園児子を楽しませる廣本美保さん。米国航空宇宙局の第25回宇宙を教育に利用するワークショップで発表する=18日午後、ひばりの保育石垣のいえ

 米航空宇宙局(NASA)のスペースセンター・ヒューストンが2019年2月に米国で開く「第25回宇宙を教育に利用するためのワークショップ」に、「ひばりの保育石垣のいえ」(佐々木健一園長)の保育士・廣本美保さん(53)=石垣市新川=が、宇宙航空研究開発機構JAXA(ジャクサ)の派遣事業で日本代表として参加することが決まった。廣本さんは「風船トランポリン」を生かした保育教育について英語でプレゼンテーションする。八重山から2人目の派遣となる。

 NASAの公式ビジターセンターであるスペースセンター・ヒューストンが開く教育関係者向けのワークショップ。米国内やヨーロッパなどから500人以上が集い、「宇宙」を活用した指導や教育について、意見交換や情報提供を行う。施設見学や現地学校訪問もある。

 JAXAは毎年、国内の保育士から高校教諭までを対象に募集をかけており、今回は選考を通過した廣本さんら2人を派遣する。

 廣本さんは、風船15~25個を布団圧縮袋に入れて作る「風船トランポリン」の活用を発表する。

 「風船は割れるというイメージがあるが、圧力を分散させれば割れない。風船トランポリン遊びを通して圧力の分散を直接体験することが、のちのち子どもたちの学びや理解の助けになると思う」と話す。

 廣本さんと同じ保育園で働き、八重山から初めて派遣された東里香絵さん(40)が、ことし4月廣本さんに派遣事業の公募を紹介した。

 廣本さんは当初尻込みしたが、「誰かに影響を与える活動ができるかもしれない」とチャレンジを決意。東里さんのサポートを受けながら1カ月半かけてリポートを作成、9月5日に合格の通知を受けた。

 「ワークショップで多くのことを経験し、地元の教育にも還元したい。派遣が待ち遠しい気持ち」とやる気をみなぎらせている。


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