八重山商工高校商業科観光コースの卒業生で、明海大学外国語学部中国語学科1年の出地佑希さん(19)=千葉県浦安市在住、石垣市登野城出身=が、9月29日に武蔵野大学で開かれた「2018年度武蔵野大学孔子学院第3回中国語スピーチコンテスト」(同学院主催)の大学生の部で優秀賞、今月6日に千葉市民会館で開かれた「第36回全日本中国語スピーチコンテスト千葉県大会」(千葉県日中友好協会主催)で2位にあたる千葉県日報社社長賞を受賞した。
両コンテストで出地さんは「私と中国語」の演題で、高校での経験やこれからの目標を発表。「オリンピックで中国語を生かしてボランティア活動などに参加したい」「将来は日中の友好の懸け橋になりたい」などとスピーチした。
出地さんは高校時代、中国語の各種大会、コンテストに積極的に出場。高校生中国語発表会で県、全国ともに1位を獲得した。中国語部の部長も務め、通訳ボランティア活動や資格取得にも取り組んだ。一般大学の第二外国語で第二年度履修程度とされる一般財団法人日本中国語検定協会の同検定試験3級にも合格していた。
高校時代の成績と実績が評価され、ことし4月から学費全額免除で明海大に通い、勉学に励んでいる。「検定なども含めて、将来に役立ちそうなことは怖がらずに何でも挑戦していきたい」と意欲。
高校時代の恩師で、八商工中国語教諭の石垣麗子さんは「大学でもいろんなことに挑戦していることを知ってとてもうれしい。今後もより高い目標を持って、優れた外国語の人材となり、世界の大舞台で活躍してほしい」とエールを送っている。