【東京】働くことに関する若者のメッセージや、働く若者に贈る先輩からのエールなどをつづったエッセーを募集する「若者を考えるつどい2018」(主催・公益財団法人勤労青少年躍進会、一般社団法人日本勤労青少年団体協議会)の一般の部で、石垣市新川の松井純子さん(62)の「カメレオンのように♡」が同躍進会理事長賞に輝いた。同つどいでの松井さんの入賞は5回目。
同つどいは、働く若者の福祉の向上について広く国民の関心と理解を深め、若者の職業人としての意欲を高めようと、厚生労働省など多数の関係機関の支援を得て、毎年10月に開催されている。ことしは全国から、若者(中学3年生以上35歳まで)と一般の部(36歳以上)に920点の応募があった。
表彰式終了後は、入賞者が13グループに分かれて「働くってなんだろう」をテーマにディスカッションする時間も設けられた。
松井さんのエッセーは、仕事や6人の子育て、22歳の次男の就職活動を通してたどり着いた自身の働き方について言及。「年齢も加味し、体力・知力と相談し、その時の状況に合わせて、変幻自在に色を変えるカメレオンのように働くのが肝要」と強調し、「若者よ、やる気と情熱を友にして生きよ、おのずと道は拓ける」と結んでいる。
7日、東京都三鷹市で行われた表彰式に出席した松井さんは「多様な働き方や価値観を感じた。エッセーの主人公はいつもわが子たち。宝子たちを含め、とかく生きづらい世の中を果敢に生きている若者にエールを送りたい。少しでも高い賞を目指して来年も書きたい」と目標を語った。