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12月に再々入札へ 石垣市新庁舎建築工事

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新県立八重山病院(奥)と市道を挟んで隣接する石垣市役所新庁舎の建設地。着工のメドは立っていない=7日午前

 新庁舎建築工事で石垣市は、今月3日の一般競争入札に応札がなかったため、最新の単価表(10月)に基づく予定価格をあらためて算出するとともに、3分割していた工区を一つにまとめ、12月に再々入札を行う方針を固めた。入札が不調になった要因について、新庁舎建設室は業者へのヒアリングの結果として人手不足を挙げた。工期は約2年3カ月を予定しており、今後、順調に進んだとしても、完成時期は当初の2020年9月ごろから21年3月にずれ込むことになる。

 新庁舎建築工事で市はことし7月6日、地元企業を対象に指名競争入札を実施したが、業者の辞退や予定価格の超過などで不調に終わった。

 このため、入札参加資格者を島外企業に拡大する一般競争入札に変更。3日に入札を予定していたが、応札する業者は皆無だった。

 同室の大城智一朗室長は、業者への聞き取りの結果について「手持ち工事を抱え、技術員の配置が難しいということだった。予定価格についての話はなかった。業者が準備できるよう入札日を早めに公告し、県内外にアピールしていきたい」と話している。

 工区を一つにまとめることについて同室は▽市にとっては全体の経費を縮減できる▽業者にとっては利益を確保しやすい—とみている。

 現段階で予定価格は3工区合わせて約42億円。超大型の市発注公共工事となる。

 建築場所は市消防本部と新県立八重山病院の間の3万159平方㍍。7559平方㍍に地下1階、地上3階段の鉄筋コンクリート耐火構造の新庁舎を建築する。延べ床面積は1万3565平方㍍。


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