9月定例竹富町議会(新田長男議長)は4日、最終本会議を開き、庁舎整備推進事業委託料86万円を盛り込んだ2018年度一般会計補正予算案など13件を全会一致で可決した。当初は5日までの予定だったが、台風25号の接近に伴い委員会付託案件を集中審議、1日前倒しで閉会した。
補正予算は、1億5021万円を追加して総額を71億94万円とするもの。大久研一氏が「危険家屋である現庁舎からの早期移転を多くの住民が待ち望んでいる。活動拠点や町民宿泊施設を兼ね備えた石垣支所建設の予算は、全てにスピード感を持った執行を強く要望する」と賛成意見を述べた。
このほかの議案では、ことし3月に新築された小浜島集会所施設の指定管理者として小浜公民館(花城正美館長)を指定した。
波照間島星空観測タワー施設の管理運営に関する条例の一部改正は入場料を引き上げるもので、個人では100円の引き上げとなる。施設の経年劣化や塩害などにより維持管理費が高騰。費用捻出のため、利用料金の改定に踏み切った。同施設と調整して新料金を導入する。
八重山広域市町村圏事務組合議会議員に山下義雄氏、宮良道子氏、議選監査委員と県後期高齢者医療広域連合会議議員に上盛政秀氏をそれぞれ選任した。